売れるDM: まず最初に【コト】を伝える

寒いーーーーッ…という日もあるけど、あったかい~~~~♪って日もあって、まさに三寒四温、長かったみちのくの冬も終わり春がやってくる!!そんな予感が漂っています。寒くない、暖かい、もうそれだけでも十分に価値を感じますよね~◎
こんにちは♪“東北人の商売ゴコロに火を点ける!”コトマーケティング・マスターコンサルタントの米谷仁です。

仕事柄、世の中に出回っている販促ツールの現状を知りたくて、いろいろなお店やメーカーなどで住所や名前をドンドン登録し「DM送付希望」に二重丸をつけています。本当に買う気がないわけではありません。一般消費者であるボクのキモチを揺さぶるようなコトが書いてあれば、もしかしたら買うかもしれません!

そんな中のひとつ、住宅メーカーからダイレクトメールが送られてきました。分譲住宅オープンハウスのお知らせ。市内・近郊4か所に8つのモデルハウスの現地見学会を開催しているから来て、という内容です。

売れるチラシ

「いい家8軒(はっけん)フェア」

 

どうだ、やったぜこのキャッチコピー!!

メーカー側からすればそんな感じかもしれませんが、残念ながらあまり伝わってきません(笑)。来場特典として各会場先着10組、アンケートを記入すれば1,000円分のQUOカードをプレゼントする…というのも突っ込みどころ満載ですがまぁイイでしょう。

これらのDMの中に、実は驚くべきものが封入されてきました★
それはナント!!

売れるチラシ

【物件期間限定クーポン】200万円・100万円割引券

スゴクないですか!?
いきなり200万円割り引いちゃうんですよ!!

これを見た瞬間「本当はいくらの家なの?」って思っちゃいますよね、だって誰も何も言っていないのに200万円値引きするって…
よっぽど売れないか、あるいはどうしても期間中に売上が欲しいか、どちらかなんだろうなぁと思ってしまいます。
4,380万円から200万円引かれても、あまり安くは感じませんけどね…(笑)

メーカー側はきれいな写真と物件の詳細内容を載せて、来場特典・成約特典をつけて、さらには200万円も割り引くんだから、きっとお客さんがたくさん来て、家も売れるに違いない!!…と思っているわけです。
でも見る側からすれば、特典があるから、割引があるから、というのが住宅を購入する理由にはなりません。

このギャップ…

売る側の都合ではなく、お客さまが何に興味があり、どんなことに困っているか不安を感じているかを考え、そこにアプローチしなければ、きっと反応しません。

このDMをコトマーケティングの視点で考えるなら、例えばこんなアプローチはどうでしょうか。

 


(キャッチコピー)
この会社で家を建てた人たちは、みんなしあわせになっている!!
●●ホームに決めた理由はそう確信したからです。
(□□市/○○○○さま)

(サブキャッチ)
お客さまが欲しいのは、立派な家・おしゃれな家・リーズナブルな家ではなく「家族としあわせになれる家」。
私たちは、あなたの夢の実現のお手伝いをさせていただきたいのです。


 

こんな風に書かれていたら「ナニ?どういうこと?」と気になりますよね!
【お客さまの声をそのまま使う】キャッチコピーにして、同じような思いや立場の人たちの共感を誘います。

その上で…

何かとお金がかかる住宅の購入…少しでもその負担を軽減させていただければと、以下の特典を準備させていただきました!!どうぞ遠慮なくご利用ください!
====================================
① ご来場特典⇒
② ご成約特典⇒
③ さらには●月●日までにご成約の方に【200万円割引券】進呈!
====================================

ねっ!!印象が全然違うでしょ!

特典や割引きする→だから買って
…ではなく
住む人がしあわせになる家がある→少しでも応援したいから特典や割引きを準備

こんな順番でアプローチをしていくことが大事なわけです。
売りたいのはコチラの都合。お客さまには無関係。
「売りたい売りたい」「買って買って」といっても、モノが売れるわけではありません。

まず伝えるのは【コト】、その次が【サービス・モノ】

その商品やサービスを手にすることで、お客さまにどんな【良いコト】【しあわせなコト】【問題課題を解決できるコト】があるのかを最初にシッカリお伝えし、その後で準備しているサービス内容を紹介して、行動がしやすいように後押しするわけです。

この順番を間違えずに伝えるのが、反応の良い販促ツールづくりの基本です。
ぜひ実践してみてくださいね~♪

米谷 仁
この記事を書いた人
米谷 仁
1961年、宮城県仙台市生まれ。
広告代理店デザイン室(東京)、印刷会社企画室(仙台)を経て独立。以降『売れるデザイン』『人が思わず反応する販促ツール』をつくるために実験を重ねる。精度をさらに高めるため、2010年有限会社感動販促研究所設立。草食系マーケティング・デザイナーとして企画、デザイン、講演、執筆、コンサルタントとして活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。

売れるチラシ:開いてくれるとは限らない

こんにちはコトマーケティング協会マスターコンサルタントのツヨシです!
先日会社の資料を作っていたら驚きました!事務所が池袋から銀座に引っ越してちょうど10年経ってたんです!
その当時「クライアントの会社のそばに事務所があると楽やん☆」 な〜んて、軽い気持ちで引っ越しを考えましたが、いざ引っ越すとなると超大変でドタバタだったのですが、その時面倒見てもらった不動産屋さんの担当の方がとても良い人で、いろいろアドバイスをいただき助けてもらいました。
それから10年で2度事務所を引っ越しましたが、定期的に様子を見に来て面白い話を教えてくれるので、毎回その時の担当の方にお願いしています☆

そんな時にポストを見てみると、こんなチラシが(笑)

売れるチラシ

B4四つ折りのチラシです(折りたたまれた状態)
開いてみると。。。

売れるチラシ

おぉ!営業の方のプロフィールと、いい感じのお客様の声が書いてあります!
いいですね〜! 女性が三人載っていますが、三人ともメチャかわいい〜〜☆

裏面(中面?)は

売れるチラシ

物件の紹介が載っています。

僕的にこのチラシ凄く良いと思うんです!
やっぱり「どんな人が担当してくれるのか?」ってとても大切ですからね。
スタッフの顔写真やプロフィール、お客様から頂いた声を載せるのは大賛成です!

でもね。。。。

すご〜〜く勿体ない!!

なぜかって? 四つ折りのチラシだから目に止まるのは
この部分だけなんです。

売れるチラシ

この情報だけだと
Galleria(タイトル)と、会社名、連絡先と「オフィス探しをお手伝いします!」のメッセージしか目に入りません。
つまり『今現在、事務所の引っ越しを考えている人』だけしか興味を持ってくれないから、開いてくれる確率がグーンと下がるんですよね。開いてくれないと、中にどれだけいいことが書いてあっても読んでもらえません。

事務所の引越しとか前もって準備が必要なコトはなどは、いきなり『今現在、事務所の引っ越しを考えている人』にアプローチするよりも、もっと前の段階からお会いして関係性を構築していきたいですよね。

実際、僕がお願いしていた不動産の担当の方は『不動産のお仕事は人間関係が全てです』とおっしゃって実際に行動してらっしゃいました。

と、いうことでやってみました!

売れるチラシ
※四つ折りの状態です

いかがでしょう?
四つ折りのチラシでこの面が目に入ったら、経営者や総務部の方は「引越しを考えてなくても」ちょっと開いてみようと思いませんか?

コトマーケティング的チラシの基本に「商品名ではなく、キャッチコピーを一番上に書く」というのがあります。ターゲットを『今現在、事務所の引っ越しを考えている人』から『地代・家賃で悩む経営者』に変え、一番上にその方に響きそうなキャッチコピーを書いてみました。

これだったら、多くの人が開いて読んでくださる可能性も上がりますし、アポイントが取れれば今引っ越しを考えていなくても早期の段階から関係性を作ることができそうですね。

コトマーケティング的チラシの基本
「商品名ではなく、キャッチコピーを一番上に書く」

どれだけ有益な情報が書いてあっても、興味がわかなければ手にとってくれませんからね。
ぜひ試してみてくださいね〜

 

 

木下 剛志
この記事を書いた人
木下 剛志
株式会社写楽 代表取締役
1971年生まれ、大阪府東大阪市出身
元フランス料理のシェフという異色の経歴ながら、28歳でデザイナーに転身し2002年、東京に株式会社写楽を設立。「売上を上げるためのデザイン」を追求し、マーケティングをはじめ、心理学や行動経済学を取り入れた販促セミナー、企業コンサルティングや、販促ストーリーの企画、デザイン制作物は多くの企業に評価されている。
また「デザイナーにこそ、マーケティングの力を」との想いから、全国のグラフィックデザイナー、WEBデザイナー向けに特化したコトマーケティングセミナーを開催している。
2016年コトマーケティング協会 マスターコンサルタント認定

売れるチラシ:知らないことを教えることで反応アップ!

こんにちは、コトマーケティング協会マスターコンサルタント橋本です!
先日テレビを観ていたら『涙活』なる涙を流すコトで健康になる活動があることを知りました。
私も月に2回は感動系の映画を観ており、そのたびに映画館で涙を流しているのですが、それこそが『涙活』になっていたのかも知れません。
感動の涙を流すというコトはまさに心の洗濯だと思います。
心を洗濯させることが、体の健康にも繋がるのですね。

今、ちまたでも洗濯にちなんだ『コインランドリー』がブームになっています。
『コインランドリーが約10年間で全国8000店舗ちかく急激に増え続けている』そうです。
衣類をはじめ、大型の布団や毛布、カーテン、スニーカーなど一度でまとめて洗え、乾燥まで手軽にできるコトから
かつてのコインランドリーは単身者向けというイメージでしたが今では今や共働き世帯の増加で8割近くが働く主婦が利用しているようです。
しかし、まだまだコインランドリーの良さを知らない主婦の方も多いようです。

そんな中、ポストに下記のチラシが入っていました!!
コインランドリーのOPENチラシです!

ヨーロッパ型の最新洗濯・乾燥機が上陸!
コインランドリー
OPENセール!
大物洗いもスッキリ、フワフワ
OPEN記念
洗濯機使用料金 100円サービス

 

どうですか??
コインランドリーがOPENしたコトはわかりますが、それ以上の価値はなかなか伝わりません。

その価値が伝わらないのは、本当にもったいない!!!

そんな時こそ、
『コトマーケティングを使って、いま支持されている魅力を発信してみましょうー(^^)/』

コインランドリー利用者の多くは、今や働く主婦!
そのメインのお客様である主婦にとっての「良いコト」を考えてみましょう!

まずは、主婦の不満・不安・不便なコトは、
〇主婦の不満|洗濯の時間がないので洗濯物が溜まり、何回も家族分の衣類の洗い、干し、取り込んだりするのにひと苦労。
〇主婦の不安|布団といった大物を定期的に洗って干したいがダニやハウスダストや花粉といったアレルギーが気になる。
〇主婦の不便|マンションやタワーマンションで夜間の洗濯が禁止だったり、防犯上外に洗濯物を干しておけない。

こう見てみると、主婦の悩みごとってたくさんあるますね。
そしてどんなコトができるかを考えてみる!

例えば
これにキャッチコピーつけてみると


ご存知ですか?コインランドリーのお客様の8割が働く主婦だということを!
働く主婦がコインランドリーを使う理由TOP5
1. 天気が悪い時でも利用出来て、時間管理が楽に出来る。
2. 大量の洗濯物を一度にまとめて洗濯できて、時間が節約出来る。
3. 布団などの大物を外に干して仕事に行けないが、大型乾燥機なら空き時間で利用出来る。
4. 遅くまでやっているから仕事が終わってからでも利用出来る。
5. せっかくの休みの日に洗濯に時間を取られたくないけど、早くて便利。

賢い主婦はランドリー洗濯の良いとこ取り♪


どうですか?
伝わり方が変わりませんか?

「モノを売る」という観点でいくと、誰でもいいから売りたいと思ってしまいますよね。。。
でも、これをすればするほど売れない。。。

「人に伝える」という観点でいくと、伝えるには、必ず伝える相手(人)がいますよね!
だったら、その「人」のことを、まずよく見て、知ることが大切です。

どんなコトに不満があるのか?
どんなコトに不安を感じているのか?
人の不安や不満なコトを解消するために、あなたの会社の商品やサービスがある!

「人」を起点にして伝え方を考え発信を変えていくことで伝わりやすくなります!(^^)!

誰に、どんなコトができるのか?を探し、
「お客様に対する思いや考えを形にして届ける」コトをしていきましょう!!

 

橋本 英雄
この記事を書いた人
橋本 英雄
1968年、大阪府枚方市生まれ。
関西大学卒業後、(株)リクルート「ケイコとマナブ」事業部で企画推進営業を経て、アサヒ・ドリーム・クリエイト(株)に入社、2004年代表取締役に就任。1000社以上、リピート率90%の販促ツール製作事業の経験を生かし、2014年マーケティング企画事業を開始。商品・サービス・人・企業の真の価値を共に発見し伝える「真価発伝クリエイター」として活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。

売れるチラシ:時期、時間で興味は変わる

こんにちはコトマーケティング協会マスターコンサルタントのツヨシです!
3月に入って、少しずつ暖かくなってきましたね!
私の実家は居酒屋をやっているのですが、暖かくなって出てくる問題が、ネズミとゴキちゃん。。。
飲食店では死活問題ですからね。

そんな中、会社にこんなチラシがポスティングされていました。。。

売れるチラシ

解ります!飲食店の多い地域では、ネズミの問題は悩ましいところ
シンプルなデザインでネズミのイラストも可愛らしく、また『銀座周辺エリアは、、、』と地域を絞っているのもとても良いチラシです。

でもね。。。。
少〜し勿体ない!!

なぜかって、配布時期を考えていないから!!
実は、ネズミの繁殖時期は3〜5月と9〜11月で、被害が多くなってくるのはその1か月後位からと言われています。
つまり今は、先手を打って被害を止めるのに、とても良い時期なんですね。

なので、今の時期に合ったキャッチコピーに変えてみましょう〜!

売れるチラシ

銀座の飲食店長さま!
3月〜5月はネズミの繁殖時期
被害を未然に防げる今がチャンスです!

——————————-

いかがでしょう?

コトマーケティング的、販促物の基本に『時間、時期によってターゲットの興味は変わる』というのがあります。

繁華街ではネズミの被害は年中あります。
が、大体のお店は被害が出てから問い合わせをしてくるもの。逆に繁殖時期の今はあまり活発に活動しないため、問い合わせも少ないのではないでしょうか?

なのでこの時期だからこそ、前もって行動したくなるようなキャッチコピーに変えると効果も変わってくるんですね。

コトマーケティング的、販促物の基本
『時間、時期によってターゲットの興味は変わる』

今の時間帯のお客様は、どんなコトに興味があるんだろう?
この季節のお客様は、何に興味を持ってるんだろう?

一度、考えてみてくださいね!

 

 

木下 剛志
この記事を書いた人
木下 剛志
株式会社写楽 代表取締役
1971年生まれ、大阪府東大阪市出身
元フランス料理のシェフという異色の経歴ながら、28歳でデザイナーに転身し2002年、東京に株式会社写楽を設立。「売上を上げるためのデザイン」を追求し、マーケティングをはじめ、心理学や行動経済学を取り入れた販促セミナー、企業コンサルティングや、販促ストーリーの企画、デザイン制作物は多くの企業に評価されている。
また「デザイナーにこそ、マーケティングの力を」との想いから、全国のグラフィックデザイナー、WEBデザイナー向けに特化したコトマーケティングセミナーを開催している。
2016年コトマーケティング協会 マスターコンサルタント認定

売れるチラシ:「コトを売る」という視点に変えてみる♪

2018年・戌年がスターして、早くも2月に突入、こうやって一年は「アッ!!」という間に過ぎていくのでしょうねぇ…(^-^;
こんにちは♪“東北人の商売ゴコロに火を点ける!”コトマーケティング・マスターコンサルタントの米谷仁です。

時間はビューンッと過ぎてしまい、既に1ヶ月以上前の元日の話題で恐縮です。
実は仙台の元日朝刊、おびただしい量のチラシが折り込まれます。

こんな感じ。

売れるチラシ

その理由は翌日からの「仙台初売り」があるから。

初売りならどこでもやっていますが、仙台の場合は少し特殊。
何しろ景品がスゴイ!!

豪華な景品が付くからと、初売りにまとめ買いをする人もいますし、福袋をゲットするために今年はナント1週間も前から並んでいる人もいました!!
1週間前って去年のクリスマス直後じゃん!やることが山ほどある年末に、初売りに並んでいて大丈夫なのでしょうか…(^-^;

それほど楽しみにしていてくれるなら、初売り冥利に尽きますけどね!

そして今年、元旦に折り込まれたチラシの枚数は、合計80枚。
2015年83枚・2016年82枚・昨年59枚
そこからすると、少し賑やかさが戻ってきた感じがしますが、問題はそのチラシの作り方。

残念ながら、完全にモノが並んでいるチラシばかり、ほぼ100%…

どのチラシも「初売り!」って大きく表記して…
●こんな福袋がある
●こんな景品を付ける
●割り増し商品券限定発売
●どうせなら初売りでたくさん買った方がお得

って、そんなアプローチばかり。
昔からの慣例であり、お店や企業の側としてはそれで良いと思っているのかもしれません。

一方で折込センター・広告代理店・印刷会社にとって、元日のチラシは普段はやらないお店や会社も折込チラシを実施するだけに、絶対に外せない大切な仕事なんだと思います。

だとするなら、どうすれば企業やお店に喜んでもらえるか、チラシを見る人がもっと初売りに行って買い物をしようと思うのかを考え、アプローチした方が良いように思います。

もしボクが折込センター・広告代理店・印刷会社の立場なら、コトマーケティング的にこんなチラシを作っちゃいます!

 


(キャッチコピー) ※伊達政宗公からのメッセージのように
ご存知ですか!!
仙台初売りは公正取引委員会も認める“伝統行事”だということを!

(リードコピー)
仙台藩領内にお住まいのみなさん、共に、いざ初売りへ!!

(本文)
「仙台初売り」は、藩祖・伊達政宗公が商売繁盛と領民の幸せと発展を願い、景品や特典を付けることを奨励したのが始まり。現在では、それがあまりにも豪華すぎて景品法に抵触し不当廉売にも当たるとされていますが、ナント、旧仙台藩領内での初売りは【昔からの伝統行事】とみなされ、公正取引委員会にも“特例”として認められているのだとか!!
お役所も認め、縁起物として藩内に幸福をもたらす「仙台初売り」。この先も残していくためにも、仙台藩領内のみなさん(笑)!今年も商売繁盛・地域発展を願い初売りへ参りましょうぞ!!


画像は当然、伊達政宗が馬上より軍配を振っている図!!

このチラシは「初売りに来てください」という売る側のチラシではなく、初売りとは何かを伝え「みんなで初売りに行こう!」という、いわば初売りという「コトを売るチラシ」。
おびただしい数の「モノ売り」のチラシに混ざって、こんなチラシが入っていたら、どうですか?

他とは全く違うだけに目立ちますし、元旦は何もすることがなくてヒマな人も多いので、見てもらえる可能性は高くなります。
少なくてもチラシを折り込んだお店や企業の人たちには、間違いなく目に留まります。

●仙台市民が大好きな伊達政宗公の思いが現在の初売りにもつながっている
●豪華景品は仙台領内だけで認められている伝統行事である
●商売繁盛・市民の幸せ・地域発展につながっている

実は伊達政宗のそんな意味や願いが込められていたと知ったら、初売りにあまり興味なかった仙台市民も「行ってみるか」というキモチになるかもしれません!

そんな風に言われたら、お店や企業側に伝統行事として携わっているという意識が出てきますし、これまで元日のチラシをやらなかったところでも作るかもしれません。どうせ作るなら、仙台初売りに行くことをプッシュしてくれる会社に頼みたいと思ってくれる可能性だって出てくるかもしれません!

初売りで「モノを売る」のではなく、初売りという「コトを売る」。

お店や企業なら、取り扱っている商品やサービスといった「モノを売る」のではなく、人々はそれを手に入れるとどんな幸せなコトが手に入るのか・どんな不都合や不足が解消されるコトがあるのかといった「コトを売る」視点。

B to B to C の仕事なら、そのお客さまの商売繁盛につながる「コトを売る」という視点。

そんな「視点」に変えるだけで、反応は全く違ってきます。
視点を変えるのは、今からでもスグに誰でもカンタンにできて、効果は絶大!!
まだ10.5ヶ月ぐらいあります。今年こそぜひ、「コトを売る視点」にチャレンジしてみてくださいね♪

米谷 仁
この記事を書いた人
米谷 仁
1961年、宮城県仙台市生まれ。
広告代理店デザイン室(東京)、印刷会社企画室(仙台)を経て独立。以降『売れるデザイン』『人が思わず反応する販促ツール』をつくるために実験を重ねる。精度をさらに高めるため、2010年有限会社感動販促研究所設立。草食系マーケティング・デザイナーとして企画、デザイン、講演、執筆、コンサルタントとして活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。

売れる看板:買う理由を与える

こんにちはコトマーケティング協会マスターコンサルタントのツヨシです!
先日家族で高尾山へ行ってきました☆ 日差しもよく風も穏やかで(富士山もばっちり見えました!)最高の日和でとても気持ちが良かったです♪

帰り道、蕎麦でも食べようかと駅前まで来たら何やら人だかりが。。。

お団子屋さんでした!

でも見てみると、団子も他のお団子屋さんとあまり代わり映えしないし(すみませんw)なぜこのお店だけこんなに人だかりが出来ているのか、不思議でした。

そこで、よ〜く見てみると。。。

食べ終わったら「くし」をお持ちくださいね!
10円お返ししております。

なるほど!!
食べ終わった串を返すために歩きながら食べないで、店の周りで立ち止まって食べていたのですね!

人気(ひとけ)は、人気(にんき)とも読み、繁盛店にはとても必要な要素。
行列商法ではありませんが、サクラを使ってわざと行列を作らせるお店もあるほどで、あれだけの人だかりを10円の返金で作り出しているとは。。。

素晴らしい!!!

 

しかも、さらによく見ると

他店では引き取りしません → うちの店の前で食べてね

そしてさらに!

自然環境保護のため協力してね!

返金(値引き)の理由まで書いてあって
もう、完璧なストーリーですね!!
久しぶりに感動しました!

ええ。もちろん家族で3本いただきましたよ(笑)
味は普通でしたが。。。

イラストも可愛く、とても素敵な看板でしたが
コトマーケティング的に付け加えるとすれば「キャッチコピー」ですね。

「高尾山名物 焼き団子」の商品名がキャッチコピーになっていると、他のお店との違いも全く分からず、先ほどの秀逸な仕掛けも団子が食べたくて購入した人にしかわかりません。

なのでここは、

大好きな高尾山を
焼き団子で守ろう!

当店ではみんなの高尾山の自然を保護するため
お買い上げ頂いた串の返金を行っております。
高尾山といえば焼き団子、美味しく食べて
美しい自然を守りましょう!

等にすれば、その時団子がそれほど食べたくなくても「高尾山の自然を守る」という理由があれば「じゃあ食べてみようかな?」って行動を則せるはず。

僕の場合、理由は違いますが蕎麦を食べられなくなりました(笑)

コトマーケティング的売れる手書き看板のコツ
『キャッチコピーは商品名を入れない』でした!

皆さんもやってみてね☆

 

 

木下 剛志
この記事を書いた人
木下 剛志
株式会社写楽 代表取締役
1971年生まれ、大阪府東大阪市出身
元フランス料理のシェフという異色の経歴ながら、28歳でデザイナーに転身し2002年、東京に株式会社写楽を設立。「売上を上げるためのデザイン」を追求し、マーケティングをはじめ、心理学や行動経済学を取り入れた販促セミナー、企業コンサルティングや、販促ストーリーの企画、デザイン制作物は多くの企業に評価されている。
また「デザイナーにこそ、マーケティングの力を」との想いから、全国のグラフィックデザイナー、WEBデザイナー向けに特化したコトマーケティングセミナーを開催している。
2016年コトマーケティング協会 マスターコンサルタント認定

売れるチラシ: その人は、どんな情報が欲しいのか♪

くちびるがカサカサ…笑うとピキッと唇が割れる季節なので、さっそくリップクリームを買いにドラッグストアに行きました。売場を見てビックリ!100円未満から1,000円を超えるものが大量に並んでいて、まったく選べない…。結局は大手メーカーの聞いたことがある商品にしてしまいました。ボクに必要な理由が伝わったなら、少し高くても買うのにね。

こんにちは♪“東北人の商売ゴコロに火を点ける!”コトマーケティング・マスターコンサルタントの米谷仁です。

ここは街の繁華街から少し外れた場所。
県庁やお役所などがあり、事務所なども多い地区で、日中はランチ営業、夜はワインやお酒を出すような飲食店がたくさんあります。

今夜はゆっくり飲もうと、お客さまと夜にこのエリアを歩いていると「今度このビルの一番奥にオープンした居酒屋です!よかったら、ぜひどうぞ!」とチラシを手渡されました。

売れるチラシ

わぁ~おっ、完全手書き!!ある意味スゴイ!
急いで作った=今しがたオープン=きっと他とは違う何かがあるはず♪

そんなワクワク感を持って見てみると…

藁焼・炭火・魚
(店名)
☆Lunch 11:30~13:00 不定休
・海鮮丼
・カツカレー  \500

☆Dinner 17:00~ 不定休
・新鮮な刺身 \580~
・自家製… (以下メニュー+値段)

忘年会のご予約お待ちしてます。
ホットペッパー掲載中!!

TEL.022-000-0000


知らない店に行く理由が見当たりませーーーーんッ★

この辺りには人がたくさん入っているお店や、魚が泳ぐ水槽が見える“新鮮さ”を売りにしている和食系のお店もたくさんあります。
特にココでなければ食べられない食材や料理でもなさそう…

おぉっ「藁焼(わらやき)」がある!

過去にどこかで食べましたが、これが実に美味くてビックリしたことを思い出しました!!
新鮮なカツオを金属の串にさして、囲炉裏に藁を置き、天井まで上がる勢いの炎で表面を焼き、藻塩をパラパラと振りかけて食べる、あの「カツオの藁焼き」だ!!
…あれっ、こんなにおいしいのに、そしてパフォーマンスも見どころ満載なのに、メニューのひとつとして並んでいるだけで、特に押してもいない…
タイトルに大きく書いてはあるものの、意味不明…

同じような飲食店がたくさんある競争の激しいエリアに、新しくオープンしたわけです。
しかもビルの一番奥ということは通りすがりの人が入れるお店ではなく、だからこそビルの前でチラシを撒いている。

でも残念ながら、このチラシからはわざわざお店に行く理由が全く伝わってきません。

行く理由がわからない。
だから行かない。
完全に【情報不足】…せっかくチラシを作って撒いているのに、もったいないですよね★

では改めて考えてみましょう。

このチラシを渡す人(ターゲット)は、誰でしょうか?
たとえば仮に…
【「どのお店に行こうかな…」と考えながらこのエリアを歩いているビジネスマン】
という感じに絞り込んだとします。

このターゲットの人たちは…

●どんな情報に興味あるのか
●どんな情報を探し求めているのか
●どんなコトバに反応するのか

ターゲットに届けるためには、その人たちのキモチに寄り添って考える必要があります。

たとえば、こんなキャッチコピーのチラシならどうでしょうか。

(キャッチコピー)
至福の美味しさを求めてさまようあなたへ♪

(リードコピー)
【注意★】コレ食べたらきっと、また来ちゃいます…
大人気・ほっぺが落ちる「カツオの藁(わら)焼き」!!
開店1カ月で注文率92%・リピート率89%、
炎が天井まで上がるパフォーマンスは必見です!

(本文)
料理長が毎日市場に足を運んで仕入れる魚たち。
だから身がしまってプリップリッ!
刺身の分厚さが自慢!「カツオの藁焼」が大評判!
14席の小さいお店でゴメンナサイ…でも現在空きアリ♪
この奥、歩いて36歩!!「チラシ見たよ」と今すぐお越しください!

……ねっ、思わず行きたくなるでしょ♪

何がいくらで食べられるかがチラシに載っているだけでは、他のお店との違いが分かりません。どこでも食べられそうなメニューなら、いつも行っているお店でいい。初めてのお店は何もかもがよく分からず外れる危険性もある。わざわざそんなリスクを冒す必要もない…だから行かないわけです。

このチラシの使命は「近くを歩いているお客さまをお店まで連れてくる」こと。
あるいは「その人の印象に残し、次回の候補店1位にランキングさせる」こと。

そのために、見る人が興味あるコトバや情報を載せ、さらには人間なら誰もが思わず反応してしまうキーワード「今だけ・ココだけ・あなただけ」も伝えていくことで、ターゲットが行動してしまうよう演出していくわけです。

行くお店が決まっている人は、その日にスグ来てくれないかもしれませんが、次の機会に、誰かを連れて来店してくれる可能性だってありますからね。

ターゲットは誰なのか。
その人はどんな情報が知りたいか。
どんなコトバなら反応してしまうのか。

これらをシッカリと意識し、見る人のキモチを激しく想像しながらその気持ちに寄り添い、その人たちが知りたい・興味ある・必要としている、ほしい情報を載せて来店する理由を伝えることが、売上・集客に直結します。

ぜひやってみてくださいね~♪

 

 

米谷 仁
この記事を書いた人
米谷 仁
1961年、宮城県仙台市生まれ。
広告代理店デザイン室(東京)、印刷会社企画室(仙台)を経て独立。以降『売れるデザイン』『人が思わず反応する販促ツール』をつくるために実験を重ねる。精度をさらに高めるため、2010年有限会社感動販促研究所設立。草食系マーケティング・デザイナーとして企画、デザイン、講演、執筆、コンサルタントとして活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。