売れるポップ:わかりやすくする♪

 

ついこの前まで寒かった東北、もう暑いほどで、春があまりなかった気がします★

こんにちは、みちのく草食系、コトマーケティング・マスターコンサルタントの米谷仁です。
暑い季節の東北地方にも、たまらなく美味しい食べ物がたくさんあります。そのひとつが秋田県の稲庭うどん!しかも近頃は、わざわざ秋田へ出向かずとも食べられます。

日本三景・松島にある「たきさわ家」。ココはボクの友だちのお店で、ひいき目なしにかなり美味しく、いつもたくさんのお客さまで賑わっています。

売れるポップ

お店で食べて感激したお客さまが、自宅でも食べられるようにとお土産コーナーも準備。そこにこんなPOPがはってありました。

売れるポップ

モチツル 実は食感が面白い!
売切御免!!早い者勝ち☆
稲庭うどん かんざし麺(4人前)540円

「?」

かんざし麺って、稲庭うどんの種類のコト?
売切御免・早い者勝ちってことは人気があるの?
安いから?なぜなの????


伝わってませぇぇぇぇ~~~~ん★

 

そこでその友だちに直接このPOPの意味を聞いてみました。
「かんざしっていうのは、うどんを棒に通して干すときにできる端っこの丸まった部分のことで、味は何も変わらない。でも売れないから安くして店頭で販売している」とのこと。

そこで頼まれてもいないのに「勝手にコトマーケティング・コンサルタント」(笑)
彼が言った内容の伝え方をコトマーケティング的な視点でアドバイスして、今あるPOPのヨコに情報を追加するPOPを貼ってもらいました。

それが、コチラ!

売れるポップ

見た目はこんな感じですが…味はもちろん!同じ!
この量で、この値段!!私なら、絶対こっち♪
むしろキレイにまとまる!「かんざし」だけに(笑)

「かんざしって何ですか?」商品を手にしながらそう質問してくれるお客さまが増え、置くとスグ売れるようになったと喜んでいました♪

売れるポップ
入荷待ち(笑)

POPを書いて貼っておけば売れる、というわけではありません。お客さまは、かんざし麺を食べたいわけでも、こよなく大好きなわけでもありません。自分が食べておいしかった稲庭うどんを買って帰りたいだけ。この商品を売店で見たときに、 “この商品の価値” “この商品を買う理由”がわからないから、だから買わないわけです。

それに気づいてもらうのがPOPの役割。

書いたPOPがわかりやすかったかどうかは、その商品の売れ行きでスグ判断ができます。もし1週間貼って何も反応がなければ、遠慮なく書き変えましょう。その手軽さがPOPの魅力でもありますからね!

お店のスタッフや家族の方にも話を聞きながら、それぞれの商品をおススメする理由をわかりやすくPOPに書いて、たくさん貼り出してみてください。きっとビックリするような成果が手に入るはずですよ♪

 

コト消費とは

 

「コト消費」もそうであるが、「コト売り」「コトづくり」もそうだし、
「コトマーケティング」についても、様々なメディアで取り上げられています。

僕自身1200社以上の会社やお店とコトマーケティングを実践してきて、
本当にその効果を実感しています。

コト消費とは

 

一般社団法人コトマーケティング協会 代表理事の松野恵介です。
今日は「コト消費」について。

「コト消費」について検索してみると、このような記事が出てきます。

ある商品やサービスを購入することで得られる、使用価値を重視した消費行動。
高度経済成長期以降の日本人の消費行動は、三種の神器(冷蔵庫、洗濯機、掃除機)や
通称3C(乗用車、クーラー、カラーテレビ)に象徴されるように、
モノの所有価値を重視してきた。

このような消費傾向はモノ消費といわれる。

コト消費ということばは、消費者の価値観やお金の使い方が、
従来のモノ消費から大きく変化したことを印象づける意味で、
2000年(平成12)ごろから使われるようになった。典型的な傾向は、
所有のためではなく、趣味や行楽、演芸の鑑賞などで得られる特別な時間や体験、
サービスや人間関係に重きを置いて支出することで、それが購買の判断基準となっている。

コトバンクより抜粋

【モノ消費】
個別の製品やサービスの持つ機能的価値を消費すること。価値の客観化(定量化)は原則可能。

【コト消費】
製品を購入して使用したり、単品の機能的なサービスを享受するのみでなく、
個別の事象が連なった総体である「一連の体験」を対象とした消費活動のこと

平成27年度地域経済産業活性化対策調査報告書より抜粋

これらの検索結果からは「コト=体験」「コト=体験価値」
と受け取れますが、果たしてそうなのでしょうか?

そうだとしても、この「体験」という言葉の真意は?

これを、もう少し越し掘り下げて考えてみます。

まず最初に見てもらいたいデータがあります。
内閣府の国民生活白書からの抜粋です。

コト消費
出典 内閣府国民生活白書http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h19/01_honpen/html/07sh000101.html

これは「物の豊かさを求めるか、心の豊かさを求めるか」を聞いたことをグラフにしたものです。
上に伸びているのは「心の豊かさ」、下に下がっているのは「物の豊かさ」です。
この差は、年々開いていく傾向にあるのが見て分かります。

少しさかのぼって、物と心が同じくらい欲求があった時代はというと、、、、
1979年(昭和54年)。この年を境に物と心のグラフが開き始めています。

この時代を振り返ってみると、こんな感じです。

・インベーダーゲーム大流行
・第2次石油ショック
・初の国公立大学共通一次試験実施
・第1回東京国際女子マラソンが開催
・『ドラえもん』放送開始
・上越新幹線の大清水トンネル貫通(当時世界最長)

ヒット商品は、こんな感じ。

・ウォークマン TPS-L2(ソニー)
・パソコン PC-8001(日本電気)
・日本語ワードプロセッサ JW-10(東京芝浦電気)
・カード電卓(シャープ)

まだまだ新しい商品は生み出されていますが、
正直「モノは一通りいきわたった」ということが言えるのではないでしょうか。

冷蔵庫、掃除機、クーラー、テレビもそうですし、
衣料品やクルマなども。

もちろん、もっとイイものを欲しいという欲求はあるかもしれませんが、
一通りの物は手に入れた。

例えば、洋服は毎年トレンドのものは欲しいですが、明日着ていく服には困らない。
そんな状況です。

そうなると、モノへの欲求よりも、心を満たすことが大切になってくる。

「モノよりココロ」

これが、コト消費の原点だと考えます。

・ココロを満たすってどういうこと?
・それが消費とどうつながるの?

これを紐解いていきたいと思います。

ココロと消費

では、皆さんも最近買ったものを思い出してみてください。

そうですね、できたら1万円以上のモノを。

私はというと、最近ノイズキャンセル機能付きのヘッドフォンを買いました。

コト消費

すこし購入に至った経緯をお話ししますね。

+++++++++++++++++++++

ある勉強会で私の担当の方から、こう言われました。

担当者「松野さんは、出張で移動が多いでしょ」
私  「ええ、移動が仕事のようなものです」
担当者「移動中は、何をしてるんですか?」
私  「正直、仕事してるか、寝てることが多いですね」
担当者「だったら、いいモノがあるんですよ!」

+++++++++++++++++++++

こうして紹介されたのが、ノイズキャンセル機能付きヘッドフォン
彼の持っていたヘッドフォンを付けさせてもらって驚きました。

このヘッドフォンはホント優れもので、スイッチを入れると、
ほとんどの騒音は消し去ってくれる!

付けてスイッチを入れると、す〜〜〜っと自分だけの世界に入れる感じ。
「へぇ〜こんなヘッドフォンがあるんですね!」

これなら仕事をしていても集中できるし、
寝る時も雑音が一切気にならないからゆっくり寝れる。

「こりゃ買いだな」

ってことで、聞いたその日に購入しました。

さて、私はノイズキャンセル機能付きヘッドフォンは買いましたが、
ノイズキャンセル機能付きヘッドフォンそのものが欲しかったのでしょうか?

それは「NO」です。

私は、「移動中の快適さ」が欲しかっただけ。

もっと細かくいうと
「移動中に集中して仕事ができるコト」
「移動中にスグに寝れる環境をつくるコト」

これを手に入れたかったのです。

それを叶えてくれるのが、結果的にこのヘッドフォンだっただけ。

まさに「コト消費」です。

伝わっているでしょうか?

モノが欲しくて買った訳ではない

実は、モノを買ってはいるのですが、
モノそのものが欲しいわけでは無く、
モノを通して「別のコト」を望み、買っている。

その時にもっている、
興味のある「コト」を満たすために消費する
不安に感じる「コト」を解消するために消費する
不満に感じる「コト」を解決するために消費する
これが「コト消費」なのです。

そう言う意味では、
モノが一通りいきわたった時代、そしてモノ余りの時代には、
心を豊かにする消費「コト消費」が起こる。

これに対応していくことが、商売をする上で非常に重要になってくることはいうまでもありません。

 

売れるDM: ターゲットは誰で、その人に何を伝えるのか?

 

冬は雪だらけの東北地方も、いよいよ新緑の季節を迎えています♪
こんにちは、みちのく草食系、コトマーケティング・マスターコンサルタントの米谷仁です。
新緑の森、真っ青な空、残雪の山々、彩り鮮やかな花々…寒い季節が終わり、暖かで穏やかで爽やかなこの季節には、誰もがどこかへ出かけたくなるものです。

そんなタイミングで送られてきた、リゾートホテルのDMハガキ。
手元に届いたのは1ヶ月ほど前、桜も咲き始めようかという時期で、タイミングは抜群!!

売れるDM
(おもて面)

GW特別企画のご案内
「仙台名物牛タン付!高原で味わう網焼きプラン」

売れるDM
(うら面)

「風薫る新緑を楽しむ高原プラン」
当館のススメ!和風会席ディナーに舌鼓!


欲しい情報はコレじゃない〜〜〜〜〜ッ!!!!

もしかすると、ホテルとしてはスゴク頑張った内容であり、料理もゴージャス、料金だって損益分岐ギリギリの超破格値なのかもしれません。

でもボクのようにどこかに行きたいと思っている人が欲しい情報は、コレじゃないはず。もちろん料金も食事も大事ですが、それ以上に知りたいコト・教えてほしいコトがあるんです。
ホテル側が伝えたいことと、見る人が欲しい情報とにギャップがあるから、わざわざ行こうというキモチにならない…本当に残念です★

もしこのDMハガキを、もしボクがコトマーケティング的に作るとするなら、まず最初に考えるポイントは【ターゲットは誰で、その人に何を伝えるのかを明確にする】ということです。それがハッキリしていないと、ターゲットである人たちが欲しい情報・必要としている情報が何なのかが見えてきません。それを不明確にしたまま作るから、反応が悪いんです。ターゲットと伝えるコト、具体的に言うと例えばこんな感じ!

(ターゲット)
寒い冬と忙しかった年度末が終わり、暖かくなってきた絶好の季節、まとめて休みが取れそうなGWに家族でどこかへ出かけたいと思っているお父さん・お母さん

(伝えるコト)
●ゴンドラで空中散歩、芝生広場でソリ滑り、釣り堀でニジマス釣り、林の中をのんびり散歩、温泉めぐりなどなど、周辺には新緑の季節を家族で満喫できる場所がたくさんある
●食事は、大人気「網焼きディナー」や季節のおいしい味を贅沢に味わえる「和風会席ディナー」、地ビール・地酒なども“たんまり”ある
●のんびりしてほしいから、2泊3泊でおトクな「連泊プラン」も準備

どうでしょうか?ターゲットや伝える内容が明確になるので、キャッチコピーや掲載する情報は、上記のDMハガキとは全く変わって来ます。値段が安いよ、食事が豪華よ、って言われるより興味を持つし、行動してみようかなって気になりますよね!

ターゲット(伝いたい人)は誰なのか。
その人は何に興味があり、どんな「不」(不満・不便・不都合)があるのか。
それらをシッカリ考え、見る人のキモチに寄り添いながら、このホテルに来ると手に入る「良いコト」「しあわせなコト」「解決できるコト」を明確に伝えていきましょう。

 

 

売れるDM:営業支援システム

こんにちは!コトマーケティング協会マスターコンサルタントの橋本です。

ゴールデンウイークですね!
今年は天気も良さそうですし、行楽地がにぎわいそうですね。

ゴールデンウイークが明けると本格的に暑い季節になり、「5月病」なるものが騒がれるようになります。
「5月病」は、新人社員や大学の新入生や社会人などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状だと言われます。
やる気を出そうとしてもモチベーションが上がらない状態のことを言います。私の企業の経営者として社員のモチベーションにはとても気を遣っています。

そんな私にこんなDMが届きました。
「上司が指示しなくても営業が頑張って目標達成するセミナーDVDを無料で差し上げます。」

そのDMがこちら。

売れるDM

社員の中でも営業マンのモチベーションは特別に気になります。

「根性論やインセンティブを使わずに、営業社員のモチベーションを高める仕掛けによって、売上アップを実現するソフト」

経営者であれば、誰もが理想とする状態ですね。

さらに
「上司が指示しなくても頑張って目標達成する=自ら創意工夫し、モチベーションを高く継続的に行動する営業社員」

「営業マンが自ら動きたくなってしまう仕組み」を話したセミナーDVDを無料プレゼントというものでした。

さらに同封の資料には、マンガで分かりやすくそのソフトの特長が書かれていました。

売れるDM

マンガを使うことで、このソフトを活用すると「どんな良いコトがあるのか?」がより伝わりやすくなっています。

その他にも、導入企業の経営者のコメントが顔写真入りで紹介されていました。
中には、誰もが知っている経営者も登場していました。

おそらくこの商品のターゲットは、営業マンのモチベーションを無理なく上げて、売上を上げたい経営者です。
まさに私もそんな経営者の一人なので、内容にはすごく興味を持ちました。しかし、少し物足りなさを感じたもの事実です。

その理由は、このソフトを開発した人の思いが伝わるようなエピソードがなかったからです。
「なぜこのソフトを開発したのか?」
「このソフトでどんな人達のお役に立ちたいのか?」
などの部分の熱い思いを聞きたかったです。

コトマーケティングの大切な考え方の中に、この2つの問いかけがあります。
「誰に、どんなコトができるのか」
「それが、どうしてできるのか」

商いの原点とも言える、この考え方がしっかりと伝わったら、さらに素晴らしいDMになり、思わず申込みをしたかも知れません。

商品やサービスに込めた開発者や販売者の「思い」をしっかりと伝えることが最後に背中を押すことにつながると思います。

ぜひお忘れなく!

4,確実に伝わる販促物づくり・3つのポイント

 

チラシやDMを受けとった時「あぁ、メチャクチャ売りたいんだろうな」というような感じを受ける時ってありませんか?
売り売り感が伝わってくる販促物は、やっぱり反応が悪い。

ただ、販促物の8割以上がそうなっているのも現状です。
もしかしたら自分達では気付いていないだけかもしれませんが(汗)

反応のいい販促物には、シナリオが大切

反応のいい、伝わる販促物をつくるには、シナリオが大切です。
コトマーケティング的には、この3つのポイントを押さえてシナリオを描きます。

売れる販促物の基本構造

1、誰に(ターゲットを絞る)
2、何を伝えて(ターゲットの知りたいコト)
3、どうして欲しいのか(資料請求、来店、予約、購入など)

誰に、どうして欲しいのか?
その為には、どんなコトを伝えればいいのか?

シナリオの最初は「誰に」です。

メッセージやコンテンツを伝えようとした時、その内容が伝わるためには「誰に伝えるのか」が明確でないと伝わりません。

そもそも「伝える」という行為には相手がいると思いませんか?
誰かに伝わったら、誰でもいいから伝わったらと思って発信するコトバって、難しくないですか?

例えば、相手が小学生なのか?25歳の女性なのか?40歳の男性なのか?これによって、伝えるコトバも変わってくるはずです。

だからこそ、まずは伝える相手を明確にする。
相手を明確にすることで、その人の興味のあること、不安に感じていること、不満に思っていることが見えてくるはずです。

「何が知りたいのか?」「何に興味があるのか?」が見えてくる。
そこが見えてくれば、何を伝えるかはカンタン。

興味のある人には「興味のあるコト」を伝えればいいし、
不安や不満のある人には「不安や不満を解消するコト」を伝えればいい。

伝えるために、とてもシンプルなコト

知りたい人に、知りたいコトを伝える。
だから「伝わる」。

すごくシンプルなことなんです。

ご存知の通り、人間の脳ミソって興味のあるコトにしか反応しないようにできています。

例えば、同じ商店街を歩いていても、ゴルフ好きな人は「ゴルフショップのカンバン」が目に入るし、ヨガが好きな人は「ヨガスタジオのカンバン」が目に入る。
同じ景色を見ているはずなのに、興味のあるコトしか目に飛び込んでこないのです。

ということは、相手の興味のあるコトを発信しないと反応されないと言うこと。
だからこそ、「誰に」からシナリオを描いていかないといけないのです。

しかしながら、販促物の多くはそうなっていない。
ちなみに、新聞を取っている方は新聞乗り込みチラシを一度見てください。
そのチラシは「誰に」むけて作ったものか?
読み取れるチラシがどれくらいあるでしょうか?

20枚~30枚の新聞折込みチラシが入っていても、ターゲットが明確に読み取れるチラシは、、、
ほぼありません。

何故なのでしょうか?

それは、「売り手が言いたいコトを言ってしまっているから」
相手を見ずに、自分達が言いたいコトだけを発信して、誰でもいいから買ってほしい!そう思っているからです。

「えっ!?そんなことない??」
では、「誰の」「何のために」そのチラシをつくっていますか?

「自社が売りたいために」から「お客様の役に立つために」

「お客様の役に立つために」

そうでないと伝わりません。
だって逆の立場になって、あなたがお客様だとしたら「売られたいですか?」
だれも売られたくなんてない。
そのとき持っている興味のあるコトを満たしたり、そのとき持っている不安なコトを解消したり、不便なコトを解決したりしたい。そう思っているのです。

だから、伝えるためには「誰に向かって情報を発信するのか」を明確にすることからシナリオをはじめていってくださいね。

きっと、あなたのメッセージが、あなたの届けたい人に伝わるはずです。

 

 

売れる手書き看板:メガネのブラックボード

こんにちは!コトマーケティング協会マスターコンサルタントのツヨシです!

今や私のトレードマークにもなっているメガネ!実はメガネが大好きで、定番の黒から、白や、金縁、透明の。。。と、全部合わせたら30本くらい持っています(笑)
まあ、3つくらいしか日常使ってないんですけどね(笑)

と、そんな私が気になった手書き看板があります

それがこちら!

手書き看板

可愛いですね〜!
これがもし手書きじゃなかったら。。。

手書きじゃない看板

ほら、印象が硬くなって面白みのないものに変わってきますね。
手書きの看板は書体やイラストで、優しく楽しい印象を与えることが出来るのでオススメです。

ただこの手書き看板、内容をコトマーケティング的視点でみると少しだけ残念。
「モノ売りの看板」になってしまっています。

これだと「メガネレンズにこだわりを持ちたい人」しか反応しませんし、こだわりを持つとどんな良いことが有るのかもわかりません。

コトマーケティング協会の理事長もコラムで書いています
http://shareco.xsrv.jp/column/167/

コンテンツ=お客様にとって役立つ情報

なるほど、内容をお客様に役立つ情報にすれば良いのですね☆

たとえば。。。

肩こりでお悩みのあなた!
スマホやPCよく使っていませんか?
だとしたら目の疲れが原因かもしれません。
私はブルーライトカットのレンズに変ただけで
辛い肩こりが一気に改善しました!
店内にサンプルもございます、一度お試しください!
「ブルーライトカット試したい」と言ってね☆

こんなのどうでしょう?
肩こりに悩んでいてスマホやPCをよく使う人には、良い情報ではないでしょうか?
お客様は「メガネが欲しいのではなく」のではなく「肩こりを楽になりたい」これぞまさにコト消費ですね。

今の時代「モノ売りの情報」は、売り込みとみられてなかなか反応してもらえません。
でも「コトの情報」はその人の役に立つので、反応が断然変わってくるんですね!

コトマーケティング的、売れる手書き看板の視点
「内容をお客様に役立つ情報にする」でした!

ぜひ試してみてくださいね!

 

 

売れるチラシ: 手書きチラシだから売れるわけではありません!

つい先日までコート・マフラー・手袋だったのに、今は東北地方も完全に春仕様♪
こんにちは、みちのく草食系、コトマーケティング・マスターコンサルタントの米谷仁です。
ボクが住んでいる仙台は桜前線が通り過ぎ、さらに北上中!服装や景色だけではなく、新聞折込チラシの色合いも、明るくなってきました。人のキモチをワクワクさせることは、売上アップに直結しますからね。

そして近ごろ立て続けに、こんなチラシが新聞に折り込まれて来ました。

売れるチラシ

売れるチラシ

ほぼ全体が手書き!!

タイトルも、本文も、フリーダイヤルの連絡先もみんな手書き。イラストも、素人や子どもが描いた雰囲気で手づくり感満載!活字で組まれたチラシが多い中にあって、これはかなり目立ちます!

ちょっと想像してみてください。
もしこれらのチラシが普通に活字でつくられていたらどうですか?
「サプリメント関係の通販チラシね」と、商品や内容にスゴク興味があったり、かなり必要に迫られている人以外、チラシを手にしてもそのままポイッ…となってしまいます。
手書きで目立つ、人の気配もある、お客様の声もちゃんと載っている、そういった点では作り方も上手です。

でも…


もったいないぃぃぃぃいいいい!!!!

 

雰囲気はとっても良いのですが、コトマーケティング的視点でチェックしてみると、これは完全に「モノ売りのチラシ」になっています。
一瞬は目にとまりますが、「今だと安いよ」「成分もイイよ」「まとめて買うとオトクだよ」そんな風に、価格やスペックを伝えているだけ。「モノ売りのチラシ」はモノを探している人にしか伝わりません。

ますます高齢化が進む現代社会では、健康食品や成分に興味はない・探してもいないけど、加齢によって目が見えにくくなっていたり、カラダが疲れやすくなっていることに不安を感じている人は少なくないはずです。
そんな人に対して商品の成分や含有量をいくら伝えても、それが自分にどう関係しているのか全く分りません。分らないから伝わらない、伝わらないから売れない…もったいないですよね★

だってルテインや高麗人参って、自分の何にいいのか?どんな症状に効くのか?知っていますか?知りませんよね。そうなんです知らない人がほとんどですから!

売れるチラシにするには、この商品を手に入れると「誰にどんな良いことがあるのか」「誰のどんな症状を改善できるのか」「誰のどんな不都合を解決できるのか」を、見た瞬間に伝わるように作ることが大切です。
それをキャッチコピーにする、あるいはターゲットに直接呼びかけることによって「どういうコト?」「それって私のコト?」そんな風に見る人の興味を引き付けていく必要があるわけです。

「朝シャキッと起きられるようになりました!やる気もモリモリ、ゴルフにチャレンジしてます!(日山明美様/60歳)」
そう書いてあったら、少し体力の衰えを感じている人は「えっ、コレ飲むと気力体力が蘇るの?」って思いますよね!

「近頃スマホの画面が見えにくく、つい目を細めているあなたへ!」
なんて呼びかけられたら、「ドキッ★自分のコトだ…」と思ったりしますよね!

手書きチラシを作れば売れる、といわけではありません。
伝えたい人(ターゲット)は何に興味があり、どんな不安や課題を抱えているのかを意識し、商品やサービスに「コト」という視点を乗せて、シッカリと伝えて、売れるチラシに仕上げていきましょう。