「売れる人」と「売れない人」の差とは?

営業や販売をしていて、結果的に「売る人」と「売れない人」がいます。

これには、どんな「差」があるのでしょうか?

実は80%の理由は、ここにあります。

「お客様の知りたいことを話しているか」

「自分の言いたいことを話しているか」

つまり、ちゃんとお客様を見ているかどうかということ。

「お客様のことを、ちゃんと見なさい!」
「お客様の気持ちになってみなさい!」

なんてことを言われたことはありませんか?

でも、それは皆さん分かってます。

いや、コトバを正確に言えば「知っています」

・お客様に寄り添うこと
・お客様の立場に立つこと
・お客様ンことを考えること

「知ってるけど、できない!!!」

そんな状況ではないでしょうか。

知らないうちに、無意識で行動してしまっている。

気が付いたら、結局自分達の言いたいことになっている。

この無意識の行動を変えるには、どうすればいいのか?

こんな方法があります。


実は、無意識の行動は「体験 × 回数」で形成されています。

例えば、あなたは小さい頃に、大きな犬に追いかけられたとします。
めちゃくちゃ怖かった、いまでも思い出すと震え出す体験です。
こんな体験があると「犬は怖い」と思い込んで、犬を見ると無意識に離れていく。

「強烈な体験 × 1回」です。

また、小さい頃から、家にいる時はいつも本を読んでいたとします。
そうすると、「家にいる時は本を読むのが当然」となり、無意識に行動します。

「平凡な体験 × 繰り返し」です。

このように、大きく分けると2つのパターンがあります。

そして、体験が価値観を生むという事実です。

では、ひとつひとつ具体的に考えてみましょう。

「強烈な体験 × 1回」

このアプローチは、一瞬で価値観をひっくり返そうという方法になります。
いわばショック療法のようなもの。

例えば、高所恐怖症の人に無理やりバンジージャンプをさせてるようなもので、
バンジージャンプができればが、高所恐怖症も大丈夫!という理屈です。

これはね、実は多くの場合失敗します。
偶然の強烈な体験はイイのですが、強制的な体験は逆効果を示すことが多いのです。

では、もう一つの方法。

「平凡な体験 × 繰り返し」

このアプローチは、小さな変化の行動を繰り返すことで、
徐々に価値観を変えようという方法です。

例えば、高所恐怖症の人に、
少しだけ怖いと感じる歩道橋を毎日渡ってもらうような方法です。

毎日渡ることで慣れてくれば、
徐々に高所恐怖症も治ってくるという理屈です。

新しい行動を習慣化させる。
つまり、新しい行動を毎日続けることで、新しい価値観が生れるのです。

こうして、平凡な行動を習慣化して、お客様のことを考えるようになる。

その実践に最適なのが「コトマーケティング」なのです。

コトマーケティングの基本は、この2つです。

・誰に、どんなコトができるのか
・それが、どうしてできるのか

これを具体的に日常の行動に落とし込めるようにしたのが、
コトマーケティング・アドバイザー講座なのです。

POPという、小売店には日常的に行う販促において、
視点と書き方のひな型を用意して、書いてもらう。

書いたものを、検証するのです。

・実際にお客様が見てくれているのか?
・実際に手に取ってもらったのか?
・実際に購入してもらったのか?

この検証は、スタッフ同士で仲間が集まってする方が効果的です。

・どこが良かった
・もし、改善するならどこ

これを皆で話し合うのです。

そうすることで、

お客様が何を知りたいんだろう?

何に興味があるんだろう?

どうしたら伝わるんだろう?

そんな訓練になるのです。

そして、そんなことを繰り返していると思わぬ反応が起こる可能性も高いのです!

POPひとつで、前月比300%!!

全く売れなかった商品が、即完売!!

POPを付けた途端SNSでシェアがはじまった!

などなど、偶然にも思える驚きの体験=強烈な体験が
得られる可能性も高いのです。

そうなると、価値観は一気に変わりますよね。

「平凡な体験×繰り返し」

「強烈体験×1回」

この組み合わせができ、売ることに一番大切な「お客様視点」が手に入る!

マーケティングアドバイザー講座を活用して、
あなたのお店も「売る人」「売れる人」を増やしていってくださいね。

 

商売の原点とは

コトマーケティングの基本となるのは、この2つです。

・誰に、どんなコトができるのか
・それが、どうしてできるのか

これをいつも頭の片隅に置きながら、情報の発信や行動をしていくこと。
それによって、少しずつですが相手のコトを考えることや、思うこと、寄り添うことが当たり前になっていくのです。

これは、商売の原点とも非常に似ているところがあります。
もしあなたが「商売の原点とはなんですか?」と聞かれたら、どんな答えを用意するでしょうか?

これは、価値観が違うので人それぞれかもしれませんが、コトマーケティング協会ではこう定義しています。

商売の原点とは・・・お客様への思いや考え、哲学を形にして届けること。自分達の持っている思いを、サービスや商品、そして情報や行動を通してお客様に届けることです。

そう、私たちは決して品売(品を売る)をしている訳ではなく、商売をさせてもらっているのです。だからこそ、思いを持ち、その思いを形にして届けることが大切になる。

お客様への思い=誰に、どんなコトができるのか
形にして届ける=それは、どうしてできるのか

こうして考えていくと、コトマーケティングの基本は、商売の原点に非常に近いことに気付きます。

これを実践していけば必ず商売は繁盛する。
僕は確信を持っています。

なぜなら、それをしっかりとこの目で見てきたからです。
京都の南の方に席数40席ほどの喫茶店があります。
約40年前からずっと繁盛し続けてきた地域では伝説のような喫茶店です。

その店主は、もともと友禅の型紙彫りの職人でした。
でも、呉服も着なくなり、型が必要なくなり、どんどん仕事がなくなってきたのです。
大好きな仕事も社会にとって必要でなくなり、1~2年は工場などで働き食いつないだのですが、それも難しくなり商売を始めることを決意します。

でも、商売なんてやったことない、お客様もいない、経営も知らない。
何もないところからのスタートでした。

義理の父親と母親が農業をやっていたことで土地はあったので、その土地に建物を建てて喫茶店をはじめたのです。普通に考えたら、どう考えても上手くいくはずがないこの挑戦ですが、大方の予想を覆してオープン当初から大繁盛するのです。

なんにもなかった店主が一体なにをしたのか?

店主は、お店がオープンするまで近所の街中を歩き回りました。
国道で通る車をみては、、、この人たちはどこからくるんだろう?朝ご飯は食べてるのかな?なんてことを考え、何かできることはないだろうか?と。

PTAの会合に参加して、耳を澄ましていると、、、「たまには外でミーティングしたいわよね」というコトバを聞くと、何かできることはないだろうか?と。

近所のご夫婦と話していると、、、「日曜の朝ぐらいはゆっくりとブランチにでも出かけたいわね」というコトバに、何かできることはないだろうか?と。

近所を歩いては、人を見て、人と話し、人にできることはないかと考えたのです。

結果、朝の7時オープンにしたのは、工事現場に行く人が現場に行く前にお腹いっぱいになってもらうため。10人程度のミーティングルームをつくったのは、PTAや子供会の会合で使ってもらうため。モーニングを5種類用意したのは、ご家族連れでも其々に喜んでもらうため。その他にも、お花や書道の教室の先生にできることは?ひきこもりの子供にできることは?高校を中退した子にできることは?などなど、常に人を見て、人にできることを考えてきた結果、オープンから約40年繁盛し続けたのです。

そして店主が75歳になるその年、引退を決意します。
引退を決めてからは、いつにも増して満席の店内。閉店1週間前からはお客様から花束がいっぱい届いて、店中を埋め尽くすような状態に。「俺たちの居場所がなくなるのは寂しいけど、長い間ありがとう」そうお客さまに言われながら店を〆たのです。

どうして、そんなに詳しく知っているのかって?
それは、僕の両親だからです。

僕は、こんな両親の後姿をみて育ちました。
だから、仕事は絶対に楽しいと思えます。
お客様にありがとうと言われ、頼りにされ、料金を喜んでお支払いいただく。
そんな仕事は、けっして難しく特殊なことが必要なのではなく、きっと誰もができることを、しっかりとすることで可能なんだと思えます。

・誰に、どんなコトができるのか
・それが、どうしてできるのか

これをベースに、きっとお客様に喜んでもらえ、繁盛し、仕事は思いっきり楽しくなる。特殊な能力や、特別な技術がなくても可能なのです。

そして、これこそが商売の原則なんだと。
この原則を守り、しっかりと行動に移していけるようにたくさんのクライアントさんと実践を繰り返し形にしてきたのが、コトマーケティングです。

あなたが楽しく仕事をするための、お役に立てれば嬉しいです。

 

ES(従業員満足)=CS(顧客満足)=売上げ

 

「ES」と「CS」というと、まったく別のものという感じを受ける方が多いと思います。
それはそうですよね、従業員満足と顧客満足ですからね。従業員満足というと、どうしても休日日数や残業時間の短縮、福利厚生などが思いつくかと思います。そして顧客満足というと、お客様に感動を!そのためには?というようなことが思い浮かぶのではないでしょうか?

従業員満足を高めれば、お客様満足が低くなり、
お客様満足を高めようとすればするほど、従業員には負担をかけていく。
この2つは、どうもそりが悪いなと思っている方も多いのではないでしょうか?

でも、もしこの2つがつながり、その上「売上げ」まで直結したら理想だと思いませんか?
従業員満足を高めれば高めるほど、顧客満足は高まり、そしてそのまま売り上げに直結していく「ES=CS=売上げ」という公式です。

実は、コトマーケティング的には、この公式を基本に置いています。
それを可能にするのが「独自化コピー」です。


例えば、大阪の茨木市に外壁塗装専門で「マツミ」という会社があります。

マツミ
マツミのホームページ

この会社の独自化コピーは、
「親兄弟の建物と思って塗らせていただきます」

これは、先代の社長の頃から、何かあったら「親の建物だったら、どんな対応をする?」と社員に問いかけてきたコトバがベースになります。

この会社は、元々公共事業が9割以上で、一般事業(一般住宅やマンションなどの工事)がほとんどなかった。消費者に価値を伝えるために当時の営業部長がコトマーケティングを学び、その時に、社内のことや社員のコトバ、社長のコトバを振り返りながらつくったのです。そして、もう一度スタッフ皆で考えたのです。「親兄弟の建物だったら、どんなコトがしてあげたいか?」を。ここからマツミの快進撃が始まります。約1年で一般事業を立ち上げ、利益を5倍にまで伸ばすのです。

でも正直一筋縄でいかなかったのも事実です。この独自化コピーを決め、チラシ、ホームページはもちろんのこと、工事用のヘルメットや養生シートまでにもでかでかと「親兄弟の建物と思って塗らせていただきます」と書いたら、若手の工事スタッフの数名が辞めると言い出した。その理由は「こんなカッコ悪いのはイヤだ」ということ。そんな中、一本の電話が社長宛にかかってきたのです。電話主は工事現場の近くの住所の方。一瞬クレームかな?と思った社長は身構えたが、話の内容はこんな感じだった。

お客様「お宅の現場をみせてもらったんですけど」
社長 「ありがとうございます。何かございましたでしょうか」
お客様「シートに、親兄弟の建物と思ってぬりますというようなことが書いてあったけど、本当ですか?」
社長 「もちろん、その思いでやっているのは間違いなく本当です。ただ、すべての人の行動がそうできているとはいきませんが、100%を目指しやっています」
お客様「わかりました、お宅に頼みたいから自宅に来てもらえますか?」

こうして受注したのです。
それまで社長の中にあった少しの疑問が吹き飛びました。
「よし!我が社はこれでいこう!」と覚悟した瞬間でもあります。

その後、採用にもこの独自化コピーを活用し、同じ思いを持った社員を採用することになり、以前にもましてチーム力が高まり、お客様の支持も熱くなっている。

このように、独自化コピーが軸となり、そのコトバと思いに共感するスタッフが集まり、そのスタッフ同士が「何ができる?」「どうしたらできる?」を考え行動するなことが、お客様に伝わり満足に変わっていく。そして、それが売上げと利益に直結しているのです。

ES(従業員満足)=CS(顧客満足)=売上げ

この軸になるのが、独自化コピーなのです。
独自化コピーは、決して独創的ではありません。独自化に向かってのコピーです。
・誰の、どんな役に立てるのか?
・誰に、どんなお手伝いができるのか?
・お客様への姿勢やスタンス
こういったことを、社内外に分かりやすいコトバで紡いでいく。

それが社内を通す軸に、そしてその軸がお客様に繋がっていくのです。
多くの企業がこの独自化コピーをつくることから、独自の価値を生み出し、それが「ES=CS=売上げ」につなげています。
一例を紹介します。

・体が3℃、心が10℃あたたまる(新潟・松之山温泉)
・車を通して、日常生活を3倍楽しくなる(姫路・まるさん自動車)
・シマカゲは幸せ家族の立会い人(岐阜・フォトハウス シマカゲ)
・今より【名手製造所】(豊橋・ヤマモトスポーツ)
・守ってきた近江牛の味わいに人間味というスパイスを利かせたい(彦根・千成亭)
・リラックスできる歯医者さん、子どもの歯医者嫌いをなくすお手伝い(板橋区・仁愛歯科クリニック)
・ひと手間かけて、ふた手間減らすお手伝い(岸和田・産業クリーニングSOC)
・痛みをチャンスに!前より動く体をつくるお手伝い(尼崎・さいの整骨院)
・お湯・人・笑顔で元気になる“もうひとつのふる里”であり続けたい(山梨・源泉館)
・親兄弟の建物と思って塗らせていただきます(茨木市・マツミ)

このように、独自化コピーを軸に、ES=CS=売上げと繋がっていってくださいね。
応援しています!

コト消費の裏側

2016年後半から「コト消費」というキーワードがメディアにも出てきて、
インターネットでの検索数が一気に伸びました。

その発端は、インバウンドの観光客がきっかけです。

「コト消費」で検索してみると、いろいろな記事がでてきますが、
その中でもまずこちらをご覧ください。

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【旅行大手、コト消費深掘り】
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO15422740X10C17A4TI5000/

旅行大手が訪日外国人に人気が高まっている「コト消費」サービスを充実する。

日本旅行は手軽に着物レンタルをできるようにし、
阪急交通社やJTBは研修・報奨旅行の獲得に乗り出す。

「爆買い」の沈静化で訪日客の1人あたり旅行支出は減る傾向にあり、
「コト消費」を深掘りする。

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【訪日客のコト消費つかめ、旅行大手、そば打ち、陶芸などPR】
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO12087940U7A120C1TI5000/

カヌーやそば打ち、陶芸など体験型レジャーの予約サイトが
訪日客の取り込みを急ぐ。

JTBやエイチ・アイ・エス(HIS)、楽天などが出資するサイトが、
海外への販路拡大や多言語対応、メニュー拡充を進める。

個人で地方を巡るリピーターが増え、
体験重視の「コト消費」にシフトしていることに対応する。

(日経電子版より)

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カンタンに言いますと、中国人観光客が「爆買い」をしなくなったので、
次の消費はモノではなく、そば打ちや陶芸などの日本らしい体験だ!
そこを狙え!というような感じです。

この内容からすると、

『コト=体験』

目に見えた商品ではなくて、体験できる商品づくりをしないといけない。
という風に見えますが、それはあまりに表層的な見方です。

観光客は、日本のモノは手に入れたので、

今度は日本のコトを手に入れたいと思っている。

日本のコト=日本の楽しいコト、怖いコト、信じるコト、驚くコトなど、

こう言った「コト」に触れたいと思っているので、そこにしっかりアプローチして行く必要があるんですね。

そう、「コト」は人の中にあるのです。

その人の中にあるコトを、深めたり、解決したりするお手伝いをすることで
「コト消費」に繋がるのです。

人の興味のあるコトを、深めるお手伝い
人の関心があるコトを、探究するためのお手伝い
人の不安なコトを、解消するお手伝い
人の、不便なコトを解決するお手伝い

こんな感じです^^

ひとつ具体的な事例で考えてみましょう。

例えば、あなたが旅行代理店の営業だったとします。

「爆買い」がなくなり商品が落ちた!どうしようか?と思てった時に、
「コト消費」に対応するプランをつくりなさい!と言われたとしてください。
あなたはどう考えますか?

『よし!商品は売れなくなったから、体験商品を考えなくちゃ!!!』

蕎麦打ちや陶芸、あとステンドグラスなんかもいいかな?
乗馬も体験だよな?あれ!?でも乗馬は日本らしくないか?
日本らしい体験できるものって何だろう???

と考えるのか、

『よし!中国人観光客はどんなコトに興味があるのか考えよう!』

やっぱり、中国の上海や北京というと人が多く雑踏の中にいるので、
ゆっくりのんびりと日本らしく楽しみたいんじゃないだろうか?
だったら、温泉につかって蕎麦打ち体験なども喜んでもらえそうだな!

ね、まったく違うでしょ。
この感覚、伝わっているでしょうか?^^

前者の考えで、コト消費にアプローチしていくと、続けていくうちにお客様とどんどんかけ離れたことになる可能性が高いんですね。

でも後者の考えでいくと、続けていくうちに、お客様との接点を見出し、お客様が望んでいることが提供できるようになっていくので、どんどん売れるようになる。

前者は、蕎麦打ち体験や陶芸体験という、売れそうな体験商品ばかりに目がいっている。
後者は、喜ばせたいお客様に目がいっている。

前者は、商品を売ることを考えている。
後者は、人に喜んでもらうことを考えている。

前者は、結果的に売れなくなる。
後者は、結果的に売れ続ける。

そう言う意味でいうと、コト消費というのは体験消費ではなく、お客様の心を豊かにするコトの消費なのです。

コト消費につながる、コト売り。
コト売りを具体的に実践していくのがコトマーケティングです。

結果的に売り続けるために、まずは「人」にスポットを当てる。
あなたの一番喜ばせたい方は誰でしょうか?

人の興味のあるコト
人の関心のあるコト
人の不安に感じてるコト
人の不便に思ってるコト

これは、人それぞれ違います。
日本への外国人観光客でも「人」をきちんと見る。

きちんと見て、知ることで、その人の求めているコトが見えてくるはずです。
求めていることが見えてきたら、それに対して、どんな商品やサービス、そして付加価値が付けられるかを考えて情報発信していく。

「欲しがってるコト=提供できるコト」をマッチングさせることが重要です。

例えば、道頓堀ホテルをご存知でしょうか?
外国人観光客に大人気の、飛ぶ鳥を落とす勢いのホテルです。
僕の知る限りでは、最初に中国人観光客を中心に大人気になり、その後外国人観光客全般に広がっていったと感じています。

道頓堀ホテルの想いをホームページから抜粋しました。

++++++++++++++++++++++++++

●道頓堀ホテルの想い
http://dotonbori-h.co.jp/brand/index.html

創業以来、生き続ける想い

1970年。
我が国が、アジア初・日本初の「万国博覧会」の熱気に沸き、
大阪に世界中から観光客が集まった年に、道頓堀ホテルは開業しました。

やがて20年の歳月が流れ…
正面玄関に「四体像」を設置したのは1991年のことです。
この像は向かって左から東洋人、アフリカ人、アラブ人、西洋人を表現しており、
世界中のお客様をおもてなししたいという
道頓堀ホテルの想いがこもっています。

この創業以来、脈々と流れる「おもてなしの想い」は、
時を経てさらに太い幹となり、
今では、世界のお客様の「あったらいいな」を実現するホテルとして
広く世界に知られ、「顔のホテル」として愛されています。
日本の文化とおもてなしを体験できるホテル

日本を旅する外国のお客様の真のニーズは、
「日本の文化に触れたい」「日本のおもてなしを体験したい」
ということに気づいた私たちは、社員みんなで考えました。

(道頓堀ホテルのホームページより抜粋)

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この思いを元に、外国人観光客をしっかり見て、知って、できるコトを考え実践された。
その「できるコト」が積み重なったって独自のサービスとなるのです。

●日本に来た時の不便さを解消したい!
→観光案内book

●母国の家族がチョット心配な時もある
→国際電話5分無料サービス

●地元と同じように自転車で日本を回りたい!
→自転車貸し出しサービス

このように、それぞれの外国人のことを考えて創り上げたサービスがこちら
【ALL0円!無料21サービス】
http://dotonbori-h.co.jp/service/index.html

そして、日本らしい体験をしてもらおうと、このようなことも実施されています。
毎日変わる!【日本文化 体験イベント】
http://dotonbori-h.co.jp/event/index.html

本当に素晴らしいなと感じています。

人を見て、人を知ることで、人が望むコトが見えてきます。
望むものを得ようとする消費が「コト消費」です。

そう言う意味では、「爆買い」もコト消費なのです。
だって、その時期はそれを望んでいたのですから。

でも、商品を一通り得てしまうと、別のものを望むようになる。
モノの豊かさではなく、心の豊かさを望むようになるんですね。

これは、外国人観光客もそうですし、いまの日本の消費もそうです。
この視点を忘れずにしたいですね。

 

マーケティングの資格でスグに活用できるものが欲しい

 

「使えるマーケティングの資格を探していたんです」
「スグに活用できるものが欲しかったんです」

この2週間で同じような問い合わせを受けました。
こんにちは、コトマーケティング協会 代表理事の松野恵介です。

お会いして詳しく話を聞いてみると、「マーケティングの資格について調べてみたけど、出てくるのは検定や診断士のようなものばかりで、我々が探しているものとは違っていて困っていたのです」と言われていました。

お問い合わせいただいた方の業種業態は「理美容業」と「小売業」
しかもフランチャイズ本部の方でした。

一度調べてみると「マーケティング 資格」で、このような検索結果が出てきます。
マーケティング資格

・IMAマーケティングビジネス検定
・マーケティング・ビジネス実務検定
・Web解析士
・統計検定
・Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル
・Googleアドワーズ認定資格
・Webライター技能士検定
などなど

確かにどれも必要な人には大切な資格なんだけど、その方達には違ったらしい。
では、どういった資格を探していたのかと聞くと、「店頭でスグに使えることを教えられるマーケティングの資格」だったのです。

そこで確信しました。
「それだったら、確実にうちの協会のコンテンツを活用していただける」と。

当協会は、もともと小売店の活性化を基本に立ち上げました。
小売店や飲食店のマネージャーが学び、それを店頭に即活かして、集客、売上げアップ、単価アップにつながるようにと組まれたコンテンツです。

店頭カンバン、店内POP、チラシ、ポスティング、名刺や名札、そしてネット活用などのノウハウは、1200社以上のクライアントと何万回にも及ぶ販促を繰り返してきた結果からくるものです。

詳細を説明したところ、「これを探していたんです!」という声をいただきました。
そんな経験から、フランチャイズ本部のお役にも立てると実感したのです。

フランチャイズ本部の仕事をお聞きしましたところ、システムや商品を提供するだけではなく、加盟店の活性化、つまり集客と売上アップのお手伝いが大切だと言われていました。

これに対して、コトマーケティング協会ができることとは?

・集客がどうしたら上がるのかを知りつつ、具体的な方法を得ることができる。
・売上げがどうしたら伸びるかを知りつつ、具体的な方法を得ることができる。
・自分達の商品やサービスの価値を見直すことができる。
・自分達の商品やサービスの価値を正しく伝えることができる。
・講座は、ワーク形式でカンタンに習得することができる。
・自分自身で習得したものを、人に教えることもできる。
・異業種も含めて情報交換ができる。

ほんの一部ではありますが、このようなコトです。

このすべてのコンテンツの基本的な考えが「コト売り」「コトマーケティング」です。
コトマーケティングとは、簡単に言うと「人に寄り添ったマーケティング」になります。
詳しくは、下記のページをどうぞ。

●コトマーケティングとは
http://shareco.xsrv.jp/about_koto/

この基本的な視点が合わない会社様は、まったく役に立たないと考えられますので、他の資格をお探しになることをおススメします。

もし、コト売りやコトマーケティングに共感していただけたら、下記もご覧ください。
はじめてのことで分からないことだらけだと思いますので、基本的な質問事項にはこちらでお答えしています。
●はじめての方に、FAQはコチラ
http://shareco.xsrv.jp/faq/

そして、協会が提供できるマーケティングの資格講座についてはこちらをどうぞ。
●協会の資格講座についてはコチラ
http://shareco.xsrv.jp/course/

とは言え、

・もっと講座内容を詳しく知りたい
・どのように自社に活用していけばいいのか?
・一度体験してみたい

など色々なご要望もあるかと思います。
そのような場合は、ぜひ一度お問い合わせください。

●お問い合わせはコチラ
http://shareco.xsrv.jp/contact/

あなたの会社の商品やサービスの価値が、もっとお客様に伝わり、スタッフが楽しく笑顔で働けるチームづくりをサポートさせていただきます。

一般社団法人 コトマーケティング協会 代表理事 松野恵介

5,お客様を知る・見る・聞く

お客様に「価値を伝える」ことはすごく大切なことであり、コトマーケティング的に「核」の部分でもあります。
ただ、この「伝える」という行為においては、必ず「相手」がいます。
その相手を知らずに伝えようとすると、どうなるでしょうか?

それは、ただ自分がいいたいコトを伝えるだけになる可能性が高い。
相手を見ていないから、相手を知らないから、まったく伝わらないのです。

相手を見る、知る、聞く

価値を伝えるためには、まず相手を見る、知る、聞く。
相手を理解すればするほど、価値を伝えやすくなります。

これを身近な事例から感じ取ってください。
少し前になりますがテレビを買い替えたときの話です。

お客様を知る見る聞く

テレビが「地デジ化」するときに、僕も仕方なくテレビを買い替えようとして、家電量販店に家族と一緒にテレビ見に行ったのです。その当時は、液晶テレビとプラズマテレビという2つのタイプがあって消費者からすれば、何がどう違うのかさっぱり分かりませんでした。

そんな中、自宅近くの家電量販店に行って、テレビの売り場に進んでいくと、ある男性の販売員の方が声をかけてきました。

販売員「(僕の子供を見て)お客様のお子様ですか?」
僕  「ええ、そうです」
販売員「お子さん、まだ小さいんですね、おいくつですか?」
僕  「5歳で、まだ幼稚園なんですよ」
販売員「だったら、テレビの画面とか掌でベタベタ触りませんか?」
僕  「そうそう! 思いっきり触ったりするんですよ」
販売員「実はそれって、液晶テレビの場合、故障の原因になりやすいんですよ」
僕  「えっ!? そうなんですか?」
販売員「なおかつ、保証外ですので、修理費もたかくて」
僕  「えっ! ほんとに?」
販売員「ですので、もしテレビをお買い換えの時はプラズマテレビがおススメです」
僕  「なるほど、そうなんですね」
販売員「お客様によって、選び方も異なってきますので、よかったらお住まいのことや、テレビの使い方などもお聞かせください。」
僕  「へぇ~だったら……」

こうして、僕はいろいろと話を聞き、プラズマテレビを購入したのですが、問題は僕がどのテレビを購入したかと言うことではなく、テレビを購入したプロセスにあります。

「どんなテレビをお探しですか?」
「ご予算はいくらくらいで」
「ただいま、このテレビが当店では人気があって」
(※販売員が言いたいこと)

もし、そんな接客だったら、嫌気がさして買っていなかったはずです。でも、僕はその日に、その接客を通して購入しました。

どうしてか?

状況が見えると、知りたいコトが見えてくる

どうして僕はその接客でプラズマテレビを購入したのでしょう??

①  最初は「相手のコト」に興味を持ち、相手のことを理解しようとする。
→僕の子供を見て、どんな状況か、どんなコトが想像できるかを考えた
② もっと知りたくて話しかけてみる。
→それを確認するために年齢を聞いてみた
③ 興味をもち、深く掘り下げてどんどん聞いてみる。
→困ってるコト、問題になってるコトなどを聞きだした
④ 相手のことが分かるにつれて、お互いの共通項目が見つける。
→困っているコトに対して解決策を伝えることで、よりよいテレビ選びにつながる。
⑤ そうすると、こっちのことにも興味を持ってくれて聞いてくれる。
→販売員が相談相手になり、いろいろな状況を話し、相手の話も素直に聞くようになる。
⑥、どんどん、分かり合えるようになる。
→家の状況を伝え、分かり、そこにピッタリのテレビが選べて満足する。

いかがでしょうか?相手(お客様)を知る、見る、聞くことで、お客様の状況がどんどん見えてくる。そうすると、知りたいコトが見えてくるのです。

どんなに素晴らしい商品やサービスであっても、その価値を伝えようとした時には必ず「伝える相手」がいることを頭の中に入れてください。

相手に価値を伝えるということは、相手の状況、相手の課題や悩み、相手の知りたいこと、を知った上で、どうすれば伝わるかを考えていくことが大切です。

ですから、お客様を知る・見る・聞く。
まずはお客様に興味を持つことが大切なのです。

 

コト消費とは

 

「コト消費」もそうであるが、「コト売り」「コトづくり」もそうだし、
「コトマーケティング」についても、様々なメディアで取り上げられています。

僕自身1200社以上の会社やお店とコトマーケティングを実践してきて、
本当にその効果を実感しています。

コト消費とは

 

一般社団法人コトマーケティング協会 代表理事の松野恵介です。
今日は「コト消費」について。

「コト消費」について検索してみると、このような記事が出てきます。

ある商品やサービスを購入することで得られる、使用価値を重視した消費行動。
高度経済成長期以降の日本人の消費行動は、三種の神器(冷蔵庫、洗濯機、掃除機)や
通称3C(乗用車、クーラー、カラーテレビ)に象徴されるように、
モノの所有価値を重視してきた。

このような消費傾向はモノ消費といわれる。

コト消費ということばは、消費者の価値観やお金の使い方が、
従来のモノ消費から大きく変化したことを印象づける意味で、
2000年(平成12)ごろから使われるようになった。典型的な傾向は、
所有のためではなく、趣味や行楽、演芸の鑑賞などで得られる特別な時間や体験、
サービスや人間関係に重きを置いて支出することで、それが購買の判断基準となっている。

(コトバンクより抜粋)

【モノ消費】
個別の製品やサービスの持つ機能的価値を消費すること。価値の客観化(定量化)は原則可能。

【コト消費】
製品を購入して使用したり、単品の機能的なサービスを享受するのみでなく、
個別の事象が連なった総体である「一連の体験」を対象とした消費活動のこと

(平成27年度地域経済産業活性化対策調査報告書より抜粋)

これらの検索結果からは「コト=体験」「コト=体験価値」
と受け取れますが、果たしてそうなのでしょうか?

そうだとしても、この「体験」という言葉の真意は?

これを、もう少し越し掘り下げて考えてみます。

まず最初に見てもらいたいデータがあります。
内閣府の国民生活白書からの抜粋です。

コト消費
出典 内閣府国民生活白書http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h19/01_honpen/html/07sh000101.html

これは「物の豊かさを求めるか、心の豊かさを求めるか」を聞いたことをグラフにしたものです。
上に伸びているのは「心の豊かさ」、下に下がっているのは「物の豊かさ」です。
この差は、年々開いていく傾向にあるのが見て分かります。

少しさかのぼって、物と心が同じくらい欲求があった時代はというと、、、、
1979年(昭和54年)。この年を境に物と心のグラフが開き始めています。

この時代を振り返ってみると、こんな感じです。

・インベーダーゲーム大流行
・第2次石油ショック
・初の国公立大学共通一次試験実施
・第1回東京国際女子マラソンが開催
・『ドラえもん』放送開始
・上越新幹線の大清水トンネル貫通(当時世界最長)

ヒット商品は、こんな感じ。

・ウォークマン TPS-L2(ソニー)
・パソコン PC-8001(日本電気)
・日本語ワードプロセッサ JW-10(東京芝浦電気)
・カード電卓(シャープ)

まだまだ新しい商品は生み出されていますが、
正直「モノは一通りいきわたった」ということが言えるのではないでしょうか。

冷蔵庫、掃除機、クーラー、テレビもそうですし、
衣料品やクルマなども。

もちろん、もっとイイものを欲しいという欲求はあるかもしれませんが、
一通りの物は手に入れた。

例えば、洋服は毎年トレンドのものは欲しいですが、明日着ていく服には困らない。
そんな状況です。

そうなると、モノへの欲求よりも、心を満たすことが大切になってくる。

「モノよりココロ」

これが、コト消費の原点だと考えます。

・ココロを満たすってどういうこと?
・それが消費とどうつながるの?

これを紐解いていきたいと思います。

ココロと消費

では、皆さんも最近買ったものを思い出してみてください。

そうですね、できたら1万円以上のモノを。

私はというと、最近ノイズキャンセル機能付きのヘッドフォンを買いました。

コト消費

すこし購入に至った経緯をお話ししますね。

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ある勉強会で私の担当の方から、こう言われました。

担当者「松野さんは、出張で移動が多いでしょ」
私  「ええ、移動が仕事のようなものです」
担当者「移動中は、何をしてるんですか?」
私  「正直、仕事してるか、寝てることが多いですね」
担当者「だったら、いいモノがあるんですよ!」

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こうして紹介されたのが、ノイズキャンセル機能付きヘッドフォン。
彼の持っていたヘッドフォンを付けさせてもらって驚きました。

このヘッドフォンはホント優れもので、スイッチを入れると、
ほとんどの騒音は消し去ってくれる!

付けてスイッチを入れると、す〜〜〜っと自分だけの世界に入れる感じ。
「へぇ〜こんなヘッドフォンがあるんですね!」

これなら仕事をしていても集中できるし、
寝る時も雑音が一切気にならないからゆっくり寝れる。

「こりゃ買いだな」

ってことで、聞いたその日に購入しました。

さて、私はノイズキャンセル機能付きヘッドフォンは買いましたが、
ノイズキャンセル機能付きヘッドフォンそのものが欲しかったのでしょうか?

それは「NO」です。

私は、「移動中の快適さ」が欲しかっただけ。

もっと細かくいうと
「移動中に集中して仕事ができるコト」
「移動中にスグに寝れる環境をつくるコト」

これを手に入れたかったのです。

それを叶えてくれるのが、結果的にこのヘッドフォンだっただけ。

まさに「コト消費」です。

伝わっているでしょうか?

モノが欲しくて買った訳ではない

実は、モノを買ってはいるのですが、
モノそのものが欲しいわけでは無く、
モノを通して「別のコト」を望み、買っている。

その時にもっている、
興味のある「コト」を満たすために消費する
不安に感じる「コト」を解消するために消費する
不満に感じる「コト」を解決するために消費する
これが「コト消費」なのです。

そう言う意味では、
モノが一通りいきわたった時代、そしてモノ余りの時代には、
心を豊かにする消費「コト消費」が起こる。

これに対応していくことが、商売をする上で非常に重要になってくることはいうまでもありません。