ターゲットを「知る」ことの重要性 スタッフブログ こんばんは!原です。 唐突ですが、皆さんなにか好きなものってありますか? バンドでもアイドルでも漫画でもアニメでも、スポーツでもアウトドアでもなんでも良いです。 その好きなものを、誰かにおすすめしようとしたことはないでしょうか?そしてオススメしてみたものの、イマイチ反応がよくなかった…そんな切ない経験はないでしょうか? 私はよくあります!悲しいです! アニメや漫画が好きでよく見たり読んだりするのですが、一度好きになってしまうと冷めることなく「一生好き」みたいになってしまうタイプなので、 「このアニメ絶対面白いから見てほしい…絶対保証するから…。こういうシーンがあってこういう演出が最高にアツくてね…こういう王道展開がありながらも予想を裏切る云々…」 というような若干重ためなPRを、よくしてしまっているんですね。 最近ようやく気づいたのですが、この「おすすめするという行為」はまさに、販促なんですよね。 お客さんにものを選び取って買っていただくのとおんなじ流れなのです。 私のPRを販促に例えると、 「これいいでしょ!これこんなにすごいんだよ!だから買って!」 とこちらの都合を押し付けているだけにほかなりません…。相手の状況を顧みない押し付けの販促なんて、写楽のメンバーとしては大変にまずいです…NG例として出せるほどのノーグッドですね…。 改善しなくては…まずは戒めとしてブログのネタにしてしまおう、と考えていてふと思い出したのですが、私の身近に「作品のおすすめ」がなんだかやたら上手な友人がいるのです。 15年の付き合いになるその友人の影響で好きになったものがたくさんあるので、何故だろうと思い返してみました。 SNSを覗くたびに、彼女が「◯◯(←作品名や人物、音楽等々)大好き」「◯◯のこんなところがこんな風に素敵すぎて元気が出た」と投稿して楽しそうにしているのが目に入ります。そんな日々が続く中で久々に会って、ふたりでお茶をしている時なんかに「どんなときにどういう経緯で◯◯に触れて、ぜんぜんハマる予定じゃなかったけど大好きになったし今人生が最高に楽しい」なんて話をいい笑顔でされます。またその話〜?となりかけるも、「●●好きだったよね?あれ私も大好きだけど、あれが好きな人はきっとこれも好き!なぜなら、」と具体例を交えつつ、「忙しいと思うけど…◯日まではこのURLで無料公開されてるから、味見してみて!周りにハマってる人いなくて寂しいんだ〜」 なんて言われてしまったら……うっかり味見をしてしまうというものです(※ちょろい部類であるのは自覚しています)。 「味見」したてでまだ「大好き」には至っていないタイミングでのフォローも手厚いです。関連したページのURLを送ってきたり、これを知るともっと楽しめるというような情報をくれたり、わからないことを聞くと喜々として教えてくれたり、関連イベントに連れて行ってくれたり……。 掌握されすぎている感じがしてまいりましたが、ポイントがたくさんありましたね。 ・好みに合うものを薦めてくれていること ← ターゲットが必要としているものを提案している ・SNSを見るたびにつぶやいていること ← ターゲットの生活パターンを知っている ・忙しさを鑑みてくれていること ← ターゲットのためを考えてくれていると伝わる ・一緒に楽しみたいとお願いしていること ← この場合は一緒に楽しむということが私にとってもメリットになる上、「どう行動してほしいか」を明確に伝えている ・「ハマる」に至っていない段階でのフォロー ← ハマらない理由を丁寧に摘んでいる… ・無料動画等から触れさせる ← ターゲットにとってハードルの低いフロントエンド商品を用意している… どのポイントからも共通して伺えるものがあるなと感じました。 それは「ターゲットを知ることの重要さ」です。 何が好きか、どんな時間にSNSに顔を出すのか、今忙しいのかそうじゃないのか、知らなければ全然的はずれな言葉やタイミングでの訴求になってしまいますよね。 この時間なら投稿見てくれてるかな。忙しいなら自分で情報収集できないだろうし、最新の情報を送ってあげよう。本当は本編を見てほしいけど月額制サイトでしか配信してないから、とりあえず無料の1話を見てもらおう。このシーンはきっと好きだけど、数話先まで見ないと出てこないな…ネタバレは嫌いな人だから、内容分からないところのスクショを送ってみよう。 ……こんな風に知れば知っただけ、ターゲットに対して出来ることが増えていくし、的確になっていくんです。 羅列すると凄腕過ぎて、転職を勧めようかと考え始めてしまいました(笑)。 私が友人を大好きであることも大きな勝因なのは間違いありません。好きな相手の話は、無条件で聞きたくなっちゃいますよね。でもこれすらも、販促にかなり活かせる考え方だと思います。お客様に「好き」になってもらう方法…色々ありそうですよね!あと、終始楽しそうにしているというのもすごく重要だと思います。私と好みの似ている友人があんなに楽しそうなのだから、と、ハマった後の自分の楽しさを想像する材料になっています。お客様の声や事例に例えることができますね。 今回はこれまでの数々の布教の失敗に納得がいきすぎた反省回となりました。かなさんの代打で更新でしたので、反則に寄り過ぎない楽しいやつにしようと思って書き始めたのですが、いざ書いてみたら思ったより深いテーマでした…。 長々とお読み頂き、ありがとうございました! 今度これを参考にかなさんに何かを布教して、その結果をレポートしに来たいと思います。 2018年4月24日 0
ターゲットを「知る」ことの重要性
スタッフブログ
こんばんは!原です。
唐突ですが、皆さんなにか好きなものってありますか?
バンドでもアイドルでも漫画でもアニメでも、スポーツでもアウトドアでもなんでも良いです。
その好きなものを、誰かにおすすめしようとしたことはないでしょうか?そしてオススメしてみたものの、イマイチ反応がよくなかった…そんな切ない経験はないでしょうか?
私はよくあります!悲しいです!
アニメや漫画が好きでよく見たり読んだりするのですが、一度好きになってしまうと冷めることなく「一生好き」みたいになってしまうタイプなので、
「このアニメ絶対面白いから見てほしい…絶対保証するから…。こういうシーンがあってこういう演出が最高にアツくてね…こういう王道展開がありながらも予想を裏切る云々…」
というような若干重ためなPRを、よくしてしまっているんですね。
最近ようやく気づいたのですが、この「おすすめするという行為」はまさに、販促なんですよね。
お客さんにものを選び取って買っていただくのとおんなじ流れなのです。
私のPRを販促に例えると、
「これいいでしょ!これこんなにすごいんだよ!だから買って!」
とこちらの都合を押し付けているだけにほかなりません…。相手の状況を顧みない押し付けの販促なんて、写楽のメンバーとしては大変にまずいです…NG例として出せるほどのノーグッドですね…。
改善しなくては…まずは戒めとしてブログのネタにしてしまおう、と考えていてふと思い出したのですが、私の身近に「作品のおすすめ」がなんだかやたら上手な友人がいるのです。
15年の付き合いになるその友人の影響で好きになったものがたくさんあるので、何故だろうと思い返してみました。
SNSを覗くたびに、彼女が「◯◯(←作品名や人物、音楽等々)大好き」「◯◯のこんなところがこんな風に素敵すぎて元気が出た」と投稿して楽しそうにしているのが目に入ります。そんな日々が続く中で久々に会って、ふたりでお茶をしている時なんかに「どんなときにどういう経緯で◯◯に触れて、ぜんぜんハマる予定じゃなかったけど大好きになったし今人生が最高に楽しい」なんて話をいい笑顔でされます。またその話〜?となりかけるも、「●●好きだったよね?あれ私も大好きだけど、あれが好きな人はきっとこれも好き!なぜなら、」と具体例を交えつつ、「忙しいと思うけど…◯日まではこのURLで無料公開されてるから、味見してみて!周りにハマってる人いなくて寂しいんだ〜」
なんて言われてしまったら……うっかり味見をしてしまうというものです(※ちょろい部類であるのは自覚しています)。
「味見」したてでまだ「大好き」には至っていないタイミングでのフォローも手厚いです。関連したページのURLを送ってきたり、これを知るともっと楽しめるというような情報をくれたり、わからないことを聞くと喜々として教えてくれたり、関連イベントに連れて行ってくれたり……。
掌握されすぎている感じがしてまいりましたが、ポイントがたくさんありましたね。
・好みに合うものを薦めてくれていること ← ターゲットが必要としているものを提案している
・SNSを見るたびにつぶやいていること ← ターゲットの生活パターンを知っている
・忙しさを鑑みてくれていること ← ターゲットのためを考えてくれていると伝わる
・一緒に楽しみたいとお願いしていること ← この場合は一緒に楽しむということが私にとってもメリットになる上、「どう行動してほしいか」を明確に伝えている
・「ハマる」に至っていない段階でのフォロー ← ハマらない理由を丁寧に摘んでいる…
・無料動画等から触れさせる ← ターゲットにとってハードルの低いフロントエンド商品を用意している…
どのポイントからも共通して伺えるものがあるなと感じました。
それは「ターゲットを知ることの重要さ」です。
何が好きか、どんな時間にSNSに顔を出すのか、今忙しいのかそうじゃないのか、知らなければ全然的はずれな言葉やタイミングでの訴求になってしまいますよね。
この時間なら投稿見てくれてるかな。忙しいなら自分で情報収集できないだろうし、最新の情報を送ってあげよう。本当は本編を見てほしいけど月額制サイトでしか配信してないから、とりあえず無料の1話を見てもらおう。このシーンはきっと好きだけど、数話先まで見ないと出てこないな…ネタバレは嫌いな人だから、内容分からないところのスクショを送ってみよう。
……こんな風に知れば知っただけ、ターゲットに対して出来ることが増えていくし、的確になっていくんです。
羅列すると凄腕過ぎて、転職を勧めようかと考え始めてしまいました(笑)。
私が友人を大好きであることも大きな勝因なのは間違いありません。好きな相手の話は、無条件で聞きたくなっちゃいますよね。でもこれすらも、販促にかなり活かせる考え方だと思います。お客様に「好き」になってもらう方法…色々ありそうですよね!あと、終始楽しそうにしているというのもすごく重要だと思います。私と好みの似ている友人があんなに楽しそうなのだから、と、ハマった後の自分の楽しさを想像する材料になっています。お客様の声や事例に例えることができますね。
今回はこれまでの数々の布教の失敗に納得がいきすぎた反省回となりました。かなさんの代打で更新でしたので、反則に寄り過ぎない楽しいやつにしようと思って書き始めたのですが、いざ書いてみたら思ったより深いテーマでした…。
長々とお読み頂き、ありがとうございました!
今度これを参考にかなさんに何かを布教して、その結果をレポートしに来たいと思います。